2020年9月
膝の成長痛・オスグッド病 自分でできるセルフトリートメント
10歳前後から発症する膝の成長痛、「オスグッド病」
前回のブログでは、症状や原因について説明していきました。
前回もお伝えしましたが、まず前提として「オスグッド病は適切な施術をしたほうが良い」です。
ただ、「施術に行けない」「近くに適切な施術をしてくれる院がない」といったこともありますので、間違ったストレッチなどの紹介もかねて、自分でできるセルフトリートメントを紹介していきます。
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悪化しやすいストレッチ
オスグッド病になると、病院では必ずと言っていいほど「ストレッチをしてください」と言われます。大腿四頭筋の過緊張も原因の一つとしてあるので、弛める必要はもちろんあります。しかし、やみくもに大腿四頭筋を伸ばせばいいかというと、それは間違いです。
もしかしたら、このようなストレッチをしていませんか?
巷でよく見かける、ふともも前面(大腿四頭筋)のストレッチです。
写真を見て分かるように、このストレッチは膝を曲げ切って大腿四頭筋を伸ばし、さらに体重を乗せて負荷を増やしています。
これは、悪化する可能性の高いストレッチです。
大腿四頭筋をストレッチするということは、オスグッドで一番痛い脛骨粗面に対し牽引ストレスをかけるということです。
引っ張られて痛みが出ているのに、さらに引っ張ったら悪化することは確実です。
写真のストレッチは、さらに膝を曲げて極限まで牽引ストレスをかけていることとなります。
ちなみによく見かけるこれも、オスグッドには負担の大きいストレッチになります。
大腿四頭筋を伸ばしていますが、それと同時に膝のお皿を支点にして、膝下の膝蓋靭帯も伸ばしてます。もちろんこれも、脛骨粗面へのストレスが増大します。
負担を少なくストレッチをするには、なるべく膝のお皿から下は伸ばさないようにする必要があります。
オスグッド病を悪化させないストレッチ
脛骨粗面にストレスをかけないように行うストレッチを紹介していきます。
大腿四頭筋のストレッチ 1
写真のように、ベッドやイスなどを使って段差を利用して、モモの前面を伸ばします。この際、膝は曲げないで股関節の前側を伸ばすよう意識しましょう。
こうすることにより、脛骨粗面への負担を減らし、かつ股関節の柔軟性も増やすことができます。
膝が当たって痛い場合は、スネにタオルなどを丸めて敷くと膝が浮き上がり楽になります。
大腿四頭筋のストレッチ 2
これも段差を利用するのですが、ベッドやテーブルなどの上に寝て、ストレッチする方の足だけ降ろします。膝は曲げ切らず、脚の重さに任せてモモの前を伸ばします。
また、もうちょっとテンションをかけるのであれば下の写真のように手を使って伸ばしても構いません。
でもこの方法だと、重度のオスグッド病にはきつい場合もあります。
手を使って引くのですが、なるべく膝にテンションが来ないよう気を付けてください。
大腿四頭筋筋膜リリース
先ほどのストレッチ1の姿勢から、モモの筋肉・大腿四頭筋の下にテニスボールを入れて、モモ前に当てながら前後に転がします。
テニスボール以外でも、最近は筋膜リリース用のボールや、電動マッサージボールなどもありますので、そういうのを使っていただいても構いません。
筋膜リリースローラーバーを使ったリリース
大腿四頭筋の上を転がしながら、リリースをします。
四頭筋は、その名前のとおり4つの筋肉から出来ています。
内・中・外で筋肉が違うので、内側や外側もコロコロと転がしましょう。
マッサージ
クリームなどを使いながらマッサージをするのも効果的です。ローラーバーの時と同じく、真ん中だけでなく内側、外側もやってください。
スネの筋肉、前脛骨筋もマッサージしましょう。ここが硬くても悪化要因となります。
まとめ
今回は、セルフで行うトリートメントについて説明しました。オスグッド病は個人差も大きい障害ですので、上記の悪化しやすいストレッチでも大丈夫な子もいれば、負担をかけないストレッチでも痛くなってしまう子もいます。あくまで参考として活用ください。
基本的にオスグッド病に関してはいつまでも放置していても良いことはありませんので、出来るだけ早く施術をした方が断然良いです。
セルフのストレッチや安静だけでは、なかなか回復しません。また、普通の低周波やマッサージをしても回復するのに時間がかかってしまいます。
オスグッド病を回復させるには、オスグッド専門プログラムが一番おすすめです。
自宅の近くに専門的な施術をしているところがないか調べてみてましょう。
もし東京近郊でしたら、江東区門前仲町のもみじはりきゅう整骨院のオスグッド専門プログラムを是非お試しください!
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